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本日の文献は「スプリントインターバルトレーニング前のカフェイン摂取は体脂肪の減少を促進しますか?」です。
スプリントインターバルトレーニングとは、数十秒の全力運動を数分間の休止を挟み繰り返す運動とされています。
一般的にはダッシュ走ですが、全力で行うのであればスクワットなどの筋力トレーニングやキックボクシングでも良いと思います。
お客様に「運動前にカフェインを摂ると痩せると聞いたのですがどうでしょうか？」というご質問をいただいたので関連文献を探しました。
-方法-
2週間のスプリントインターバルトレーニングと組み合わせたカフェイン摂取の効果を調査しました。 20人の身体活動的な男性が対象。体重と皮下脂肪の厚さをトレーニング前後に測定しました。エネルギー消費量は、安静時、運動中、および最初の トレーニング後 45 分に測定されました。トレーニング前の体脂肪は、プラセボグループと カフェイン摂取グループの間で同様でした 。
-結果-
カフェイン摂取グループではトレーニング後に体脂肪の大幅な減少が見られましたが 、プラセボグループ ではそうではありませんでした 。 プラセボグループと カフェイン摂取グループの間で安静時と運動中のエネルギー消費量に差はありませんでしたが 、運動後のエネルギー消費量は プラセボグループよりも カフェイン摂取グループの方が大きかった 。
-結論-
スプリントインターバルトレーニング前のカフェイン摂取は体脂肪減少を誘発し、これは運動後のエネルギー消費量の増加と関連している可能性があります。
※参照 Does caffeine ingestion before a short-term sprint interval training promote body fat loss? Braz J Med Biol Res. 2019 Dec 5;52(12):e9169. doi: 10.1590/1414-431X20199169. eCollection 2019. PMID: 31826183 PMCID: PMC6903805
-私見-
カフェインの脂肪燃焼効果は昔から有名です。私も何度も試していますが、目に見えるほどの効果を実感したことはありません。結局は食べ物のカロリーを抑えることが1番です。社会人になってから体重が増えてしまったという方が多いです。中学生、高校生の時が1番痩せていたという方も10代の頃はカフェインをほとんど摂っていなかったと思います。社会人になってからコーヒーを飲む量が増えていると思います。栄養ドリンクにもカフェインは入っています。カフェインを摂ることで脂肪燃焼効果が高まることは事実です。ですが、他の部分を見直さないとせっかくのカフェイン効果は台無しになってしまいます。
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